2015年1月16日金曜日

障がいという壁


このまちで
いちばん初めて感じた「障がい」という壁
それは3歳のとき
「合同発表会やパレードの演奏がちゃんと出来るようになるのかが心配です。」
これは、公立の幼稚園。



「森に来ては行けない子はいませんよ。」
これは、長岡の森のようちえん。(認可外)

同じ質問なのにね。
そしてこのまちの教育
子どもを囲む環境
大人の価値観
などなどにうんざりとしたときでした。


わたし達は片道一時間かかる長岡の森のようちえんに
入園しました。

天井は空で
床は大地
真夏は木陰で過ごし
冬はお日様の光を感じながら雪遊び

教材なんて物は特にないけど
クレヨンや絵の具、キャンドルの材料はシュトックマー
色鉛筆やセラミック粘度はリラ
季節の染め物は森の草花で草木染め
梅干しづくりに干し柿づくり


日々移り行く季節の中で
本物と出会いからだをつくる
そして意思を育む
わたしにとってパレードで見事な演奏をするよりも
そんな日常の中過ごす事が
豊かな人間へと成長するに違いないと
思うから。

そんな場所があるから
私は
障がいを持つ子を産んでも
とても幸せなのです。






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